病名

一般細菌

一般細菌は、どこにでもいるような菌が性器に感染する事で起こる病気の一つです。

原因は性行為だけでなく、不衛生・疲労・ストレスなど免疫力の低下などによって起こります。

そのため、性感染症ではなく『性感染症関連疾患』の一つとされています。

まずは一般細菌の特徴について、表にまとめましたのでご覧ください。

原因 性行為全般
不衛生、疲労、ストレス
性行為以外での感染 あり
症状 男女ともに、匂いがすることが多い
【男性】排尿時の不快感、尿道からの分泌液
【女性】おりもの異変
検査 【検査方法】
分泌液による検査
検査費用 自由診療:9,000円程度
保険適用:2,000円程度
治療 【治療期間】
1週間〜10日程度
ただし、治療完了後数週間をあけての再検査が必要
【治療方法】
抗菌薬の服用
治療費用 自由診療:9,000円程度
保険適用:2,000円程度
潜伏期間 不明
どこにでもいる菌なため、潜伏期間という概念がない
備考欄 どこにでもいる菌による感染

それぞれの項目について詳しく解説していくと共に、どうすればいいのかなどについても紹介していきます。

一般細菌とは?

一般細菌とは、どこにでもいるような菌のことを指します。

この記事では、一般細菌が性器に感染することで起こる病気のことを一般細菌と呼ぶこととします。

一般細菌に感染すると、男性であれば排尿時に違和感を覚えたり、女性であればオリモノが変化するなどの症状が出ます。

一般細菌の感染経路

一般細菌の感染経路は、性行為以外にも、体調不良、疲労、ストレスなど体の変化により細菌のバランスが崩れることで感染します。

通常であれば、尿などによって排出され免疫によって元に戻りますが、定着してしまった場合は治療しなければ、なかなか治らないこともあります。

一般細菌の原因

顕微鏡による一般細菌の画像

一般細菌は、上記画像のような細菌が原因となっています。

感染経路は、先ほど紹介した通りで、性行為以外によっても感染することがあります。

性感染症の感染経路についてはついてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

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一般細菌の潜伏期間

潜伏期間:不明

潜伏期間とは、感染機会(性行為など)から症状を発症するまでの期間のことです。

一般細菌は、どこにでもいる菌による感染なため特に潜伏期間などの概念がありません。

一般細菌の症状

ここからは一般細菌の詳しい症状についてみていきましょう。

男性の症状

男性器のイラスト図

◆尿道のかゆみ、違和感や不快感を感じる。
◆軽い排尿痛、少量の尿道分泌物が出てくる。

一般細菌に感染すると上記のような症状が出ることがあります。

クラミジアや淋病でないのに、上記のような症状がある場合は一般細菌による感染が疑われます。

女性の症状

◆膣やその周辺のかゆみ、下腹部の痛みなど
◆放置をすると不妊に繋がる。

クラミジア・淋病の検査が陰性だったが症状が続いている場合などは、男性と同様に、一般細菌の可能性があります。

その場合は、一般細菌の検査も受けるようにするのがいいでしょう。

一般細菌の検査

一般細菌の検査は通常、分泌液による検査となります。

分泌液による検査とは尿検査や、膣の分泌物を採取する方法になります。

男性:尿検査
女性:腟分泌物(綿棒での採取)

検査によって菌が検出されたとしても、少ない量である場合などは治療扶養などのケースもあります。

それは、何度も言っていますが、一般細菌自体がどこにでもいる菌であるため特に問題がなければ治療不要だからです。

検査費用

検査費用 【保険適用】
2,000円程度
【自由診療】
9,000円程度

一般細菌の検査費用は上記のようになっています。

クラミジア・淋病で陰性なのに、症状が続く場合などは検査してみるのがいいでしょう。

性病検査における保険診療について詳しくはこちらをご覧ください。

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検査の結果がわかるまでの期間

検査の結果がわかるまでの期間は、大体が2〜3日程度でわかります。

なかには即日での検査結果がわかるところあります。

治療方法

実際に一般細菌になってしまった場合の治療方法について紹介していきます。

自然治癒可能か、治療の費用や期間、一般細菌の治療薬や市販薬などについて触れていきます。

一般細菌の自然治癒は可能か?

結論から言えば、可能です。

一般細菌は、クラミジア、淋病などの性感染症と異なり、尿による排出などで自然と治癒する可能性があります。

ただ症状が出ている場合は、性器への負担を考え医療機関による治療を行いましょう。

治療を行えば通常1週間程度で完治します。

治療費用と治療期間

一般細菌の治療費用は、保険診療か自由診療かによって異なります。

保険診療の場合:1,500円程度

自由診療の場合:10,000円程度

となっています。

一般細菌の治療には、抗生剤を服用します。

医療機関によって違いがあり、検出した菌やその量によって異なります。

また、服用期間は薬の種類によって違いますが、1週間〜10日程度で終わる場合がほとんどです。

治ったかの確認

通常の性感染症の場合、治療後の確認検査が必要となります。

しかし、一般細菌の場合は症状が収まっていれば再度の検査をすることはあまりありません。

一般細菌の治療薬

・抗生物質全般

一般細菌の治療には、検出された菌の種類、量によって抗生剤の種類が変わります。

どの薬を処方するかは医師の判断になるので、必ず従うようにしてください。

市販薬での治療は可能か?

結論から言えば不可です。

上記のような抗生剤をネットなどで購入することもできますが、非常に危険です。

それは、服用する順番や量を間違えてしまうと薬により体を危険に晒してしまうからです。

一般細菌の治療の際には、必ず医療機関を受診し治療してください。

まとめ

最後に一般細菌の特徴についておさらいしておきましょう。

原因 性行為全般
不衛生、疲労、ストレス
性行為以外での感染 あり
症状 男女ともに、匂いがすることが多い
【男性】排尿時の不快感、尿道からの分泌液
【女性】おりもの異変
検査 【検査方法】
分泌液による検査
検査費用 自由診療:9,000円程度
保険適用:2,000円程度
治療 【治療期間】
1週間〜10日程度
ただし、治療完了後数週間をあけての再検査が必要
【治療方法】
抗菌薬の服用
治療費用 自由診療:9,000円程度
保険適用:2,000円程度
潜伏期間 不明
どこにでもいる菌なため、潜伏期間という概念がない
備考欄 どこにでもいる菌による感染

症状から自分がどの性病になっているのか知りたい、どこの医療機関に行けばいいのかわからないという方はこちらのページで症状別の性病を紹介しているのでそちらも参考にしてみていください。

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