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心当たりがない!性病(性感染症)は、セックス以外でも感染する?感染経路はここ!

『彼氏としかしていないのに、性病のような症状がある』

『心当たりがないのに、性病になることってあるの?』

パートナーとのセックスしかしていないのに、性病になることはあるのでしょうか?

結論から言えば、性病の種類によってはセックスをしなくても感染することがあります。

この記事では、各性病の感染経路・検査・治療方法などについて紹介していきます。

では参ります。

性感染症(性病)の感染経路

性病の感染経路は様々で、体調不良・公衆トイレ・サウナ・セックス・オーラルセックス(フェラ・クンニ)などで感染することがあります。

『性病になってしまった』=『セックスをした』

にはならないので注意が必要です。

以下に、性病毎の感染経路についてまとめましたので参考にしてください。

感染経路一覧表

各性病についての、感染経路と性行為の有無についてまとめました。

性病名 感染経路 性行為以外での感染
クラミジア(性器) セックス 基本的にない
クラミジア(咽頭) フェラ・クンニ
ディープキスなど
若干あり
(キスによる感染)
マイコプラズマ・ウレアプラズマ
 セックス・フェラ・クンニ
ディープキスなど
若干あり
(キスによる感染)
ヘルペス 性行為全般
お風呂、トイレなど
あり
(感染力が強い)
トリコモナス 性行為全般
お風呂、トイレなど
あり
(感染力が強い)
カンジダ 自己感染
性行為全般
あり
淋菌(性器) セックス・フェラ・クンニ
ディープキスなど
若干あり
(キスによる感染)
淋菌(咽頭) フェラ・クンニ
ディープキスなど
若干あり
(キスによる感染)
梅毒 セックス・フェラ・クンニ
ディープキスなど
あり
(感染力が強い)
A型肝炎 性行為全般
不衛生な状態による感染
あり
B型肝炎・C型肝炎
 性行為全般・輸血
不衛生な状態による感染
あり
HIV 性行為全般・輸血
母乳など
あり
HPV(低リスク・尖圭コンジローマ) 性行為全般
多くの人がウイルスを保持している
あり
HPV(子宮けい癌) 性行為全般
多くの人がウイルスを保持している
あり

疑わしい場合は検査を

性病を放置し続けると、生殖機能の低下・他の感染症を併発する恐れがあります。

性病が疑われる場合は、積極的な検査をしましょう。

検査方法と費用

各性病の検査方法・費用を表にまとめました。

詳しい内容は、性病名をクリックすることで見ることができます。

性病名 主な検査方法 費用の目安
クラミジア(性器) 分泌液による検査 自由:9,000円程度
保険:2,000円程度
クラミジア(咽頭) 分泌液による検査 自由:9,000円程度
保険:2,000円程度
マイコプラズマ・ウレアプラズマ 分泌液による検査 自由:9000円程度
保険:保険適用なし
ヘルペス 分泌液による検査 自由:9,000円程度
保険:2,000円程度
トリコモナス 分泌液による検査 自由:9,000円程度
保険:2,000円程度
カンジダ 分泌液による検査 自由:9,000円程度
保険:2,000円程度
淋病(性器) 分泌液による検査 自由:9,000円程度
保険:2,000円程度
淋病(咽頭) 分泌液による検査 自由:9,000円程度
保険:2,000円程度
梅毒 血液検査 自由:9,000円程度
保険:2,000円程度
A型肝炎 血液検査 自由:9,000円程度
保険:2,000円程度
B型肝炎・C型肝炎
 血液検査 自由:9,000円程度
保険:2,000円程度
HIV 血液検査 自由:9,000円程度
保険:2,000円程度
HPV(低リスク・尖圭コンジローマ) 分泌液による検査
(視診による検査も一般的)
自由:10,000円程度
保険:2,000円程度
HPV(子宮けい癌) 細胞診検査 自由:10,000円程度
保険:2,000円程度

※検査方法は、各医療機関によって異なる場合があります。

自由:自由診療による金額
保険:保険診療による金額

治療期間と治療費用

上記の検査後に、陽性(性病に感染)だった場合、治療を行うことになります。

各性病毎の治療期間・治療費用についてまとめました。

性病名 治療期間 費用の目安
クラミジア(性器) 1日〜1週間程度
抗菌薬の服用
自由:10,000円程度
保険:1,500円程度
クラミジア(咽頭) 1日〜1週間程度
抗菌薬の服用
自由:10,000円程度
保険:1,500円程度
マイコプラズマ・ウレアプラズマ
 1週間程度
抗菌薬の服用
自由:10,000円程度
保険:保険適用なし
ヘルペス 1週間〜10日程度
抗菌薬の服用
自由:10,000円程度
保険:1,500円程度
トリコモナス 1週間〜10日程度
抗菌薬の服用
自由:10,000円程度
保険:1,500円程度
カンジダ 1週間程度
抗菌薬、軟膏、膣錠など
自由:10,000円程度
保険:1,500円程度
淋病(性器) 1日程度
点滴、注射など
自由:10,000円程度
保険:1,500円程度
淋病(咽頭) 1日程度
点滴、注射など
自由:10,000円程度
保険:1,500円程度
梅毒
 2週間〜4週間程度
抗菌薬の服用
自由:10,000円程度
保険:1,500円程度
A型肝炎 ケースバイケース ケースバイケース
B型肝炎・C型肝炎
 ケースバイケース ケースバイケース
HIV ケースバイケース ケースバイケース
HPV(低リスク・尖圭コンジローマ) 2週間程度
軟膏など
自由:10,000円程度
保険:1500円程度
HPV(子宮けい癌) ケースバイケース ケースバイケース

自由:自由診療による金額
保険:保険診療による金額

パートナーにバレずに治療する方法

性病の検査や治療をパートナーにバレずに行いたい方は、自費診療を行なっている医療機関がオススメです。

自費診療とは、保険を使わずに行う診療のことで保険診療より少し高くなってしまいます。

料金は高くなりますが、保険診療と違い記録に残らないため明細などを持って帰ってしまうということがなければバレることはありません。

一方、保険診療の場合、保険の利用記録に残ってしまうため『医療費のお知らせ』などの通知によりバレてしまう可能性があります。

絶対にバレたくないという方は、自由診療でのクリニックを受診してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

心当たりがなくても性病に感染することはあります。

あれ、おかしいなと思えばすぐに検査し治療しましょう。

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